ピーター・バーンスタインから学ぶキーFのリズムチェンジ・アドリブ

2013年のライブ動画からDexterityのテーマとアドリブをギタースコアにしました。

Dexterityはチャーリー・パーカー作曲。リズムチェンジのコード進行を使った曲で、原曲はキーBbですがここではキーFに移調して演奏されています。

メンバー
piano : Dave Kikoski（デイビット・キコスキー）
guitar : Peter Bernstein（ピーター・バーンスタイン）
bass : Gerald Cannon（ジェラルド・キャノン)
drum : Francisco Mela（フランシスコ・メラ）

Dexterityのメロディ

アドリブ・1コーラス目の特徴

出だしは3弦7フレットのD音を主体にしたメロディアスなフレージング。

[E]はリディアンb7スケールを使ったフレージングです。

アドリブ・2コーラス目の特徴

[G]の出だしは同じ音型を長3度で移動させたモチーフ。

[H]のG7では裏拍を強調したリズムモチーフを使っています。

アドリブ・3コーラス目の特徴

[J]9〜13小節目はFブルースのフレージング。

[K]は半音アプローチやII-Vを取り入れたコードソロ。A7-Bbm7-Am7-D7-G7-Gm7-C7-Abm7-C7を想定しています。

3コーラスの短いアドリブですが、モチーフの発展、リズムアプローチ、コードソロなどアドリブの王道パターンがぎっしり詰まっています。

Fメジャースケールを基本にしながら要所で入るジャズフレーズや、コードソロでの代理コードの考え方など、ぜひご自身のアドリブに取り入れてみてください。