VisaはCharlie Parker作曲、キーCのブルース。
8分ウラの音符が多く出てくるので、裏拍のリズムの取り方を練習するのに最適な楽曲です。
ここではチャーリー・パーカーのアルバム『The Bird』収録バージョンのメロディをギターアレンジしています。
Visaのメロディ
タブ譜を空欄にしたVisaメロディ楽譜をPDFにしましたので運指の研究にご活用ください。
VisaTAB譜空欄PDF (27kb)
オクターブ上げた楽譜
チャーリー・パーカーと同じ音域で弾く場合のタブ譜です。
オクターブの判断は好みですが、アドリブとの区別したいときは低くするのがおすすめです。
ただし5、6弦中心になってしまうと音がこもりすぎてしまうので、その場合はオクターブ上げて弾きます。
メロディ分析
チャーリー・パーカー作曲のメロディを分析することはビバップの基本を理解することにもなります。
まずは1拍目と3拍目のターゲットノートを抜き出します。
ターゲットノートからチャーリー・パーカーがどんなコードを想定してメロディを作っているかが分かります。
6小節目のBb7はF7からの4度進行になっています。
9小節目からのターンアラウンドはDm7-G7-Cではなく、Dm7-D7そして遅れてG7-Cとなっています。
伴奏は通常のCブルースなので、伴奏者とソロイストのコードが別々になります。
別のコード同士が重なり合う手法のことをスーパーインポーズと呼んでいます。
ターゲットノートが分かったらアプローチノートを調べてみましょう。
C.T.=チェンジングトーン
N.T.=ネイバートーン
ARP=コードトーンや3度以上の音程
C.P.T=クロマチックパッシングトーン
E.T.=エスケープトーン
P.T.=パッシングトーン
A.N.=アンティシペーション
D.A.=ディレイドアタック
アプローチノートの種類と使い方は以下のページで紹介しています。
最後にリズムのアプローチを調べます。
全ての小節にアンティシペーションが加わっているのが特徴です。
ビバップをビバップらしくしているのはこのアンティシペーションの使い方です。
そのためビバップはリズムの革命とも言われています。
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