26-2は1960年録音。1970年に発売されたアルバム『The Coltrane Legacy』に収録されています。
1999年にはアルバム『Coltrane’s Sound』にボーナストラックとして追加されました。
26-2には正式な曲名が無かったため、レコーディングエンジニアが”26日に録音した2曲目”という意味で書いた”26-2”がそのまま曲名になっています。
Charlie Parker作曲の「Confirmation」を元にしているのが特徴です。
音源を聴きながら楽譜を追ってみてください。
26-2リードシート
26-2のサイズ
リードシートは曲のサイズ、メロディ、コードネーム(ベースとピアノのコピー)の順番で作っていきます。
まずは曲を聴いて全体像を軽くスケッチしましょう。
- 前テーマ A-A-B-A 計32小節
- ソロセクション テーマ32小節で1コーラス (サックス4コーラス。ピアノ3コーラス)
- 後テーマ A-A-B-A(Ending)
メロディをコピーする
前テーマ、後テーマ、エンディングをコピーしていきます。
前テーマ・メロディ
後テーマ・メロディ
後テーマは前テーマのオクターブ上で吹かれていますが、ギターで弾きやすように前テーマと同じ音域にしています。
ベースラインをコピーする
ベースは必ずしもコードのルートを弾いているわけではありませんが、ルートを弾いていると仮定してコードネームを振っておきます。
前テーマ・ベースライン
後テーマ・ベースライン
ピアノのコンピングをコピーする
ピアノのヴォイシングはギターでは弾きづらいことが多いので、完コピではなくアレンジしていきます。
コードネームはコピーしておいたベースラインと照らし合わせてながら書いていきましょう。
前テーマ・ピアノコンピング
後テーマ・ピアノコンピング
リードシートを完成させるにあたって
リードシートをA4用紙1枚に収めたいときは、ソロセクションと共有できるようにテンションをつけないシンプルなコードネームを書きます。
用紙の枚数を気にしなければ、テンションとオンベースをつけたメロディー部分と、ソロセクション用の部分に分けて書くのがおすすめです。
26-2の後テーマ・メロディは前テーマからオクターブ上げて吹かれ、さらにフェイクされているので、こちらも実記しておくとより正確なリードシートになります。
ただA4用紙3枚になってしまうと、譜面台に置けなかったり3枚目をセロハンテープで止めたりと大変になってしまうので、
見開きで見れる2枚に収めておくのが実用的です。
アルバム「Coltrane’s Sound」
Central Park WestやSatelliteなどコルトレーンチェンジがフューチャーされている名盤です。
この記事へのコメント