Paul Jackson Jrの「The Science Of Rhythm Guitar」チャプター1・2では、右手と左手のタイミングを合わせる基礎テクニックが紹介されています。
独特なメジャースケール練習や左手を鍛える練習、ブリッジミュートを使った練習アイデアが学べます。
ギターの基礎テクニックはやっておいて損はないので、日々の練習に取り入れて基礎力向上に役立ててみてください。
Am7でのリズムギターデモ演奏
練習内容に入る前のちょっとした演奏ですが、あまりにもカッコいいので楽譜にしました。3小節目の3拍目までは映像がないので、運指とピッキングは推測です。
2:10〜
「テクニックはリズムギターだけでなく、ギターソロやクラシックなどどんな音楽を演奏するにも大切なも。しっかりと身につけておく必要があるんだ。」
弦は.011〜ピックはヘビーを推奨
基礎テクニックを身につけるために、弦は.010または0.11からのセットを勧めています。The Science Of Rhythm Guitarでは.011~.052のセットを使用。
また薄いピックでは左右の手の正確なタイミングを合わせるのが難しいため、ヘビーピックを推奨しています。
メジャースケールを使ったタイミング練習
左右の手のタイミングを合わせる方法として最初に紹介しているのがメジャースケールを使った基礎練習。1オクターブのメジャースケールを6フレット内で弾いていく練習方法です。
また練習のときは必ずメトロノームを使うようにとのこと。メトロノームを使うことで以下3つの効果が期待できます。
- 自分のテンポがあっているかどうかを確認することができる
- 間違った時に止めてしまうことを防ぐ(強制的に弾き続ける)。
- 左右の手を合わせるための手助けになる。
メジャースケールを使ったタイミング練習(4:37〜、5:49〜)
左手の持久力を高めるハンドバスター
左手を鍛えるための練習として紹介しているのがハンドバスター。1弦からはじめて6弦まで下り、1フレット上がって6弦から1弦まで上がっていきます。
「この練習は速さではなく、正確さに重点をおいて取り組んでほしい。」
ハンドバスター(7:01〜)
ブリッジミュートを使った基礎練習
リズムギターに欠かせないテクニックとしてブリッジミュートを使った基礎練習を紹介しています。
Cメジャースケールをブリッジミュートしてオルタネイトで弾く(8:40〜)
Cメジャースケールをブリッジミュートしてダウンピッキングのみで弾く(9:13〜)
単音だけでなくインターバルを使って弾くのも大切とのこと。とくに3度をおすすめしています。
5度を使ったGのロックンロールフレーズ(9:46〜)
5度を使ったCのロックンロールフレーズ(9:53〜)
ブリッジミュートで弾くAMa7のアルペジオ(10:02〜)
ブリッジミュートを使った3度のフレーズ(10:13〜)
「ブリッジミュートはは使っているギターや、アームがついているかいないか、手の大きさなどによって変わってくるので、自分なりの練習用フレーズを作ってミュートのかけ具合を調節してみてください。」
ポッピングストリングス
チャプター2ではリズムギターに欠かせない基礎テクニックとして、ポッピングストリングス(弦を力強くピッキングする)を紹介しています。
スラップほどではないですが、力強くピッキングすることで得られるパーカッシブなサウンドです。ヘビーピックをおすすめする理由はこのテクニックを使うためでもあるとのこと。
ポッピングストリングの実例(0:22〜)
「練習するときは数音または単音からはじめて、とにかく力強く弾くんだ。ただしチューニングが外れたり、グルーヴが崩れたりしないように注意が必要だ。」
テクニックをマスターするための練習例(1:02〜)
次のチャプター3ではストロークの基礎が学べます
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