Romain PilonのYouTubeチャンネルで公開されたジャズギターミニレッスン第5回。今回のテーマはコンビネーションオブディミニッシュスケール(コンディミ)をトライアドでフレージングするアイデアです。
バッキングパターン
トライアドを使ったコンディミリック
Romainが使ったトライアドはC、F#m、Am、A、Gb、Cmの6つ。よくあるコンディミの響きとは一線を画しています。また要所で半音アプローチを使っているのも見逃せません。
Aコンディミからできるトライアド一覧
Romainが使ったトライアド以外に、どんなトライアドが出来るか調べてみましょう。
Aコンビネーションオブディミニッシュスケール
各音をルートに見立てて調べると以下のトライアドが見つかります。
メジャートライアド
トライアド | 構成音 | A7に対する度数 |
A | A-C#-E | R-3-5 |
C | C-E-G | #9-R-b7 |
D#(Eb) | D#(Eb)-G-A#(Bb) | #11-b7-b9 |
F#(Gb) | F#(Gb)-A#(Bb)-C#(Db) | 13-b9-3 |
Aコンディミから出来るメジャートライアドはA、C,D#(Eb)、F#(Gb)の4つ。
マイナートライアド
トライアド | 構成音 | A7に対する度数 |
Am | A-C-E | R-#9-5 |
Cm | C-Eb(D#)-G | #9-#11-b7 |
D#(Eb)m | D#(Eb)-F#(Gb)-A#(Bb) | #11-13-b9 |
F#(Gb)m | F#(Gb)-A-C#(Db) | 13-R-3 |
Aコンディミから出来るマイナートライアドはAm、Cm、D#(Eb)m、F#(Gb)mの4つ。
Aコンディミからできるトライアドは
- A
- Am
- C
- Cm
- D#(Eb)
- D#(Eb)m
- F#(Gb)
- F#(Gb)m
合計8つです。
実際にフレーズを作ってみました
Aコンディミをトライアドでフレージングしたアイデア。 pic.twitter.com/Eii97sCHM7
— Joey Natori (@jazzguitarstyle) June 18, 2022
前半は半音で次のトライアドに繋がるようにフレージング。後半は3度始まりのトライアドF#m-Cm-C-F#と繋げています。
コンディミはスケール自体の響きが特徴的で、どうしても似たようなフレージングになりがち。ですが、トライアドを使うことで、思った以上に簡単に新鮮な響きのするフレージングにできました。
ぜひ皆さんも挑戦してみてください。
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