コピー譜

ジョー・パスのアルバム「Virtuoso」全曲ギタースコア

Joe Passジョー パスのアルバム「Virtuoso」全曲を楽譜つき動画にしました。ジョー・パスの演奏を完全再現できるタブ譜になっているので、ぜひ挑戦してみてください。

ジョーパスVirtuosoプレイリスト

Virtuosoは1974年に発売された全編ソロギターのアルバム。11曲目のBlues for Alicanのみジョー・パス作曲で、それ以外はジャズスタンダードです。

Night and Day

ルバートのセクションとインテンポのセクションが綺麗に分かれています。この曲が弾ければ、他の曲を弾くために必要な演奏テクニックは身についているはずです。

Stella by Starlight

最初に動画を撮ったのがこのステラでした(2022年2月)。ソロギターといえば指弾き、ということで全編指弾きにしましたが、ジョー・パスはピック+中指+薬指+小指のハイブリッドピッキングで演奏していたので、2024年4月に撮り直しました。

Here’s That Rainy Day

全編ルバート。単音弾きのアタック感からジョーパスは指弾きですが、動画はハイブリッドピッキングで撮ってしまいました。完コピを目指すならぜひ指弾きで挑戦してみてください。メジャーII-V-Iでのソロギターアイデアがたくさん学べます。

My Old Flame

この曲も全編ルバートですが、単音速弾きフレーズが多くでてきます。テーマ部分とソロ部分がはっきりと分かれているのが特徴です。

How High the Moon

注意するのは[A]セクション1小節目。この2つのストレッチフォームがかなりきついので、指のウィーミングアップをしっかり行ってから取り組んでください。

Cherokee

演奏自体は単音フレーズが半分以上を占めるの難しくないのですが、問題はテンポが速いこと。聴くぶんにはそんなに感じないのですが、実際に演奏してみると「速っ!」となります。とにかくピッキングの無駄な動きをなくすことを意識して、ゆっくりなテンポから無理せず挑戦してみてください。

Sweet Lorraine

V7の連続や半音アプローチを使ったリハモが多用されている曲。ジョーパスのリハモアイデアを学ぶのにおすすめです。

Have You Met Miss Jones?

押さえるのが難しいコードが1つだけでてきます。それが[A]7小節目のC7。このストレッチはVirtuosoの中で最大です。絶対に無理をせず少しずつ練習してみてください。

‘Round Midnight

単音と2和音を使ったフレージングバランスが絶妙なアレンジ。必要最小限の音数でコード感を表現するお手本です。

All the Things You Are

テーマはコードメロティ。アドリブパートは単音中心になっています。テーマだけ覚えてアドリブパートは自分なりのアドリブにするのも良い練習になります。

Blues for Alican

このアルバムで唯一のジョー・パス作曲。前テーマと後テーマが完全に変わっているので全編アドリブだと予想。そのため覚えるのに一番苦労しました。

The Song Is You

アルバム最後を締めくくるのに相応しいアレンジ。前テーマ部分はルバート、アドリブパートはインテンポ。後テーマはまたルバートに戻ってエンディングはインテンポです。

この曲の最大の難所は1:51からのストロークフレーズ。5弦3フレットを人差し指でセーハ、1弦は8フレットを小指で押さえるストレッチフォームです。

完コピにこだわらなければ、6弦ルートのフォームでも代用できるので、指に負担のない方法で練習してください。

全曲動画化を終えて

動画+楽譜にしようと思ったきっかけはソロギターの練習をはじめたこと。ソロギターといえばジョー・パスということでVirtuosoを選びました。

ステラ、ソング・イズ・ユー、オール・ザ・シングスの3曲がパブリックドメインになっていたので、楽譜を公開しつつ通しで覚えることに。

動画撮りは間違えられない緊張感との戦いでした。とくに後半に難しいフレーズがある曲の緊張感たるや。前半すごくいい感じで弾けてたのに、後半で失敗して撮り直すことが多々・・・

実は楽譜どおりに弾けていない箇所もあるのですが(5弦もストロークするところが4弦からになっていたりなど)、指使いとポジションが合っていればOKにしています。楽譜は正確なのでご安心を。

どんなに難しい曲でも正確なタブ譜さえあれば誰でも弾けるようになる、と思っているので、ぜひ臆せず挑戦してみてください。

ソロギター最高に楽しいですよ。

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