Cecil Alexanderのインスタグラムで公開されているAireginのアドリブをタブ譜付きギタースコアにしました。
8分音符で埋めつくす、クロマチックを含んだフレージングが学べます。ぜひ楽譜を追いながら聴いてみてください。
Aireginのアドリブ
フレーズ分析
1〜4小節目のフレージングだけでも特徴的なテクニックが満載です。
ターゲットノート(1、3拍目の音)へのアプローチで3回出てくるのが、赤枠で囲ったクロマチックの下降。ジャズの王道アプローチです。
2小節目のC7ではC#マイナーペンタを使ったフレージングが特徴。V7で弾く半音上のマイナーペンタはアウトしたいときに使えます。
C7で弾くC#マイナーペンタの度数
アウトする音は7のみ。オルタードテンション3つとコードトーンの3rdという絶妙な組み合わせです。
3小節目のFm7では次のF7を先取りして、Fコンディミを使ったフレージング。先取りはジャズに欠かせない重要なテクニックです。
Cecil Alexanderのフレージングの特徴は3つ。
- クロマチックを使ったアプローチ
- V7で半音上のマイナーペンタを使う
- 次のコードを先取りする
どれもすぐに取り入れることにできるアイデアなので、日々の練習に活用してみてください。
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