早速ですが表題の件、実際プレー中に意識的に使う事はありますか?
あるいは結果的にフレーズが次の小節にくい込んでしまったケースを事後的に説明しているのでしょうか?
もし何かを意図して使う場合、どのような効果がありますか?
両方の可能性があります。
ディレイドリゾルブは意識的、事後的の両方のケースがあります。
私の場合、練習中は意図的に使いますが、実際のプレー中は意識せず自然に頭の中で鳴ったときだけ使っています。
ディレイドリゾルブの効果は表現の幅が広がることだと思います。
各コードごとで考えていると思いつけない音使いができるのも魅力です。
ディレイドリゾルブの練習法を紹介しますので参考にしてみてください。
251でのディレイドリゾルブ
ここではターゲットノートから紹介していきますが、コピーしたリックを使っても構いません。
ターゲットノート
CMa7の3rdを遅らせていきます。
半拍ディレイドリゾルブ(DR)
1拍ディレイドリゾルブ
1拍半ディレイドリゾルブ
2拍ディレイドリゾルブ
ディレイドリゾルブの響きを覚えたらアプローチノートを加えてリックを作ります。
251リック
Dm7:ネイバートーン(NT)とクロマチックパッシングトーン(CPT)
G7:ネイバートーンとアルペジオ(ARP)
リックを作ったらCMa7をディレイドリゾルブさせていきます。
半音下のネイバートーンを加えて半拍ディレイドリゾルブ
2弦3フレットを加えて1拍ディレイドリゾルブ
半音上のネイバートーンを加えて1拍半ディレイドリゾルブ
半音下のネイバートーンを加えて2拍ディレイドリゾルブ
2拍ディレイドリゾルブは結果的に3拍目のターゲットノートに解決したことになります。
そのためG7を2拍延長させていると捉えると演奏しやすくなるのでおすすめです。
前のコードを延長させる手法をサスペンションと呼びます。
サスペンションと捉えることでより自由なフレージングができるようにもなります。
G7をサスペンションさせたリック
2弦3フレットを加えて半拍ディレイドリゾルブ
半音上のネイバートーンを加えて1拍ディレイドリゾルブ
半音下のネイバートーンを加えて1拍半ディレイドリゾルブ
2弦3フレットをを加えて2拍ディレイドリゾルブ
2拍ディレイドリゾルブはG7を1小節サスペンションさせたことになります。
ディレイドリゾルブの捉え方
ディレイドリゾルブは最大で1拍半。2拍になる場合はサスペンションとして捉えるのがおすすめです。
ディレイドアタック
CMa7に解決する音を遅らせる手法をディレイドリゾルブ、始まりの音を遅らせる手法をディレイドアタックとして使い分けることもあります。
ディレイドアタックは3連符と組み合わせて使われることが多い手法です。
Dm7の1拍目のターゲットノートをディレイドアタック
2拍目を3連符にして始まりのターゲットノートをディレイドアタックさせています。
元の音価を短くする手法(8分音符から3連符など)をディミニューション(DI)と呼びます。
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