Dewey Squareはチャーリー・パーカー作曲のビバップ。A-A-B-Aフォーム32小節の楽曲でBはテーマからアドリブになります。
ここではピーター・バーンスタインとピアニストのミカエル・カナンのデュオでのメロディとアドリブ、コンピングをタブ譜付きギタースコアにしました。
イントロ、前テーマ・メロディ
イントロはピアノのみでギターはお休みです。
イントロ、前テーマ・メロディの特徴
最初のAと最後のAでオクターブを変えてメロディに抑揚をつけています。
また最初のAでは出だしをスライド。2回目のAではハンマリングを使って装飾法を絶妙に使い分けています。
アドリブ・1コーラス目
アドリブ・1コーラス目の特徴
3連符や16分音符を組み合わせたリズムのバリエーションが豊富です。
また小指をあまり使わず、指板上を横移動するフレーズが多いのも特徴です。
アドリブ・2コーラス目
アドリブ・2コーラス目の特徴
[G]、[I]はオクターブ奏法とコードソロ中心です。コードソロでは半音アプローチや裏コードが多く使われています。
親指のピッキングのみで弾いているのも特徴です。
コンピング・1コーラス目
コンピング・1コーラス目の特徴
ドロップ3ヴォイシングに裏拍を多く使ったリズムを組み合わせたコンピングです。
低音弦を中心に弾いているのも特徴です。
コンピング・2コーラス目
コンピング・2コーラス目の特徴
1コーラス目同様ドロップ3ヴォイシングにリズミックなアプローチを加えたコンピングです。
半音アプローチや裏コードもふんだんに使われています。
4バース・1コーラス目
4バース・1コーラス目の特徴
メロディアスなアプローチにはメロディアスに、リズミックなアプローチにはリズミックで返すお手本のような4バースです。
4バース・2コーラス目
4バース・2コーラス目の特徴
2コーラス目は同時アドリブセクションになっています。
ピアニストのミカエル・カナンが左手のコンピングを弾かず、右手の単音のみの演奏にしているのが特徴です。
そのためピーター・バーンスタインが自由にコードソロを組み入れています。
後テーマ・メロディ
イントロはピアノのみでギターはお休みです。
後テーマ・メロディの特徴
メロディの合間コードが加わっていますが、歌わせ方は前テーマと同じです。
[W]は同時ソロになっています。
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