1972年発売のアルバム『Live at The Lighthouse』の6曲目に収録されているJan JanからCm7でのグラントグリーンのリックを紹介します。
どれもCマイナーペンタトニックを基本にしたシンプルなフレーズなので覚えやすく、演奏に取り入れやすいものばかりです。
原曲を聴きながら弾いてみてください。
コード進行
Jan Janのコード進行はCm7一発。演奏者のキューでキメパートに入ります。
ダブルストップを使ったリック
1:48~からのフレージングの入りに使われているダブルストップです。Cm7の5th(2弦8フレット)を固定して、1弦で9th-♭3rdをスライドで弾いています。
ウラ拍から始まっていてもダウンピッキングで弾きます。
Cマイナーペンタトニックスケールを使ったリック
何度も出てくるリックですが、ニュアンスを出すのが非常に難しいです。押弦している指を浮かすミュートのタイミング(休符)が肝心です。
1拍目のフレーズが異なるCマイナーペンタリック
先ほどのリック同様、休符のタイミングが肝になります。
Cマイナーペンタに♭5を加えたリック
1弦14フレットの♭5が特徴的なリックです。3拍目ウラウラの2弦12フレット(7th)は13フレットへのアプローチノート。CmM7を感じさせるフレージングはジャズでよく使われます。
3音を繰り返す盛り上げリック
パット・マルティーノもよく使う3音音型を繰り返すリック。これでもかというくらい繰り返すので盛り上がるリックです。1拍目はハンマリングを使った方が簡単ですが、スライドを使わないとこのニュアンスが出せません。
ビバップスタイルのリック
Cマイナーペンタトニック主体のアドリブの中にビバップスタイルのリック1つ入れることで際立たせています。1拍目は1弦11フレットへのチェンジングトーン。3拍目の2弦11フレット、4拍目の3弦10フレットそれぞれクロマチックでアプローチです。
ジャズファンクが好きな人におすすめです
グラントグリーンのアルバム『Live at The Lighthouse』はジャズファンクの教科書のような曲ばかり。ライブアルバムということもあり演奏も激アツです。ぜひチェックしてみてください。
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