コラム

ジャズギターの歴史を作り続ける現役ジャズギタリスト

現役で活躍するジャズギタリストはそのプレイスタイルも含め多様化しています。

使用ギターはフルアコやセミアコに限らずソリッドも使うようになり、音色はクリーンだけでなくエフェクターも積極的に使うようになりました。

ここでは現役で活躍するジャズギタリストの中から特に個性的な17人を紹介します。

「こんな風に弾きたい!」と思えるギタリストを見つけてその演奏を聴き込んでみてください。

パット・メセニー(Pat Metheny)

1954年8月12日 –

メロディーセンスやソロの組み立て方など、どれもキャッチーで思わずコピーしたくなります。現代で最も多くのギタリストに影響を与えています。

ジョン・スコフィールド(John Scofield)

1951年12月26日 –

大胆な後ろノリやディミニッシュスケールを使ったアウトフレーズが特徴。ストレートアヘッドなジャズからジャムバンドまで幅広く活動しています。

ジョージ・ベンソン(George Benson)

1943年3月22日 –

近年はスムースジャズに傾倒してヴォーカルもの中心になっていますが、デビュー当時のジャズスタイルの演奏は圧巻。ウェスの雰囲気を伝承しながらもさらに高度なテクニックを加えているのが特徴です。

ビル・フリゼール(Bill Frisell)

1943年3月22日 –

テレキャスターをメインに使い、フォークやカントリーからの影響も取り入れているギタリスト。開放弦やハーモニクスを使ったメロディの歌わせ方が絶妙です。

スティーブ・カーディナス(Steve Cardenas)

1962年5月24日 –

王道スタイルを踏襲した優しいサウンドを出すギタリスト。常に安定したプレイなのが特徴です。

ベン・モンダー(Ben Monder)

1962年5月24日 –

エフェクターを活用した怪しい雰囲気のコードサウンドや歪ませたソロサウンドなど、独自の世界観があるギタリスト。

アダム・ロジャース(Adam Rogers)

1965年 –

正確なピッキングテクニックや4度を使ったフレージングはニューヨークーの最先端を感じさせてくれます。安定したタイム感も圧巻です。

ジョナサン・クライスバーグ(Jonathan Kreisberg)

1972年6月10日 –

ロックギターの影響を感じさせるオルタネイトピッキングでの速弾きや、同音型パターンを使ったフレーズが特徴的です。

ジェシ・ヴァン・ルーラー(Jesse Van Ruller)

1972年2月21日 –

各音がはっきりと聞こえるクリアーな音色はとても心地よく、演奏も伝統派を踏襲しながらも独自のアイデアを取り入れています。

ピーター・バーンスタイン(Peter Bernstein)

1967年9月3日 –

王道でありながら、その甘いトーンと音の選び方、フレージングなど多くのギタリストに影響を与えています。

カート・ローゼンウィンケル(Kurt Rosenwinkel)

1970年10月28日 –

メロディー、ハーモニーから伝わる作曲センスや、シンプルでありながらも独特の雰囲気のあるアドリブ、エフェクターを駆使したサウンドは最先端そのものです。

ネルソン・ヴェラス(Nelson Veras)

1977年8月6日 –

ブラジル出身のギタリスト。クラシックからの影響を高度にジャズへ応用した演奏が特徴です。ガットギターを使用。

ラーゲ・ルンド(Lage Lund)

1978年12月12日 –

ニューヨークのサウンドを牽引しているノルウェイ出身のギタリスト。音使い、フレージング、ヴォイシング、どれも現代的なアプローチをしています。

マイク・モレーノ(Mike Moreno)

1978年10月8日 –

ニューヨークの最先端サウンドを体現しているギタリストの一人。サウンド、フレージング、全てが洗練されています。

ニア・フェルダー(Nir Felder)

1982年12月30日 –

ストラトキャスターを自在に操る次世代ギタリスト。演奏する全ての音を音名で理解する頭脳派です。

ギラッド・ヘクセルマン(Gilad Hekselman)

1983年2月3日 –

高音弦と低音弦で別々のラインを奏でるポリ・ハーモニーを得意とするギタリスト。

ジュリアン・ラージ(Julian Lage)

1987年12月25日 –

ジャズギタリストの中でも特異な存在で、他のギタリストが管楽器やピアノから影響を受けているのに対し、ギターらしさをとことんまで追求しているのが特徴です。

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