アドリブの終盤やフォーバース等でコードソロが弾きたいと思い、今練習をしています。
テンションコードのフォームや、経過音の処理などは大体把握したのですが、実際にフレーズを作る際の思考プロセスが分かりません。
例えば、F7のコード上でF→Eb→Cとトップノートが動く際、ルート音がトップだからルートトップのフォーム、次はb7thの音がトップだからb7thトップのフォーム、次は5thがトップだから… という風に何度の音がトップノートかでフォームを把握するのか、
5弦や6弦のF音を(弾く弾かないに関わらず)共通の目印として、低音弦のF音とトップノートとの位置関係から、あらかじめいろいろなトップノートに対応するフォームを設定し、その中から適切なフォームを選び取るのか、どちらの考え方が良いのでしょうか…?
最初の方法ですと、コード内の音ならまだ何とかなるのですがコード外音がトップにくると、それがルートに対して何度かわからず、フォームを探すのに時間がかかり、
後者は低音弦のルート音と高音弦のトップ音の両方を、フレット上の何処にあるか把握しなければならない為、戸惑ってしまいます。
なにかヒントをご教授頂ければ幸いです。
トップノートを意識するのがおすすめです
コードソロの場合、5、6弦を弾くことはめったにないので、トップノートを意識したコードフォームで覚えていくのがおすすめです。
コードフォームを覚えていく過程で、自然とフレット上の音も把握できるようになってきます。
まずはトップノートを基準にしたコードフォームを覚えて、コードソロをたくさん作ってみてください。
コードフォームは自分が好きな響き優先で覚えるのがおすすめです。
そうすることで、トップノートに対して「この響きにしたからこのフォームを使おう」「この響きを出すにはあのフォームが使えるな」などと考えることができるようになります。
F-Eb-Cのコードフォーム
私がよく使うF7のコードフォームを紹介するので参考にしてみてください。
2弦ルート
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1弦ルート
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2弦b7度
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1弦b7度
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2弦5度
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1弦5度
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コードソロアイデア
コードソロ作りは、かっこいいと思うコードソロをコピーして、いろいろなコードフォームを覚えることも役立ちます。
いくつかコードソロを紹介するので、トップノートに対してどんなコードフォームを使っているかを意識して覚えてみてください。
基本フォームを使ったコードソロリック
Em7(11)、Em7(9)、Em7、Em、A9、A7(#5,#9)、D6(9)の基本フォームを使ったコードソロです。
コードフォームを維持したまま音を加えるコードソロリック
Dm7(b5)をD7(#9)にリハモ。G7では(b9,b13)のフォームに#9(1弦6フレット)を加える王道のパターンです。
トライアドだけを使ったコードソロリック
Db-Eb-Db-Eb-F-Eb-Db-Dbdim-Fmのトライアドだけを使ったコードソロです。
4〜2和音を使ったコードソロリック
4和音だけでなく、3和音や2和音もまぜるとバリエーションを増やせます。
単音もまぜるコードソロリック
コードフォームと関係のない単音を混ぜるコードソロ。難易度は高いですが、普段弾いているリックをコードソロに変換させるときに有効な方法です。
スーパーインポーズを使ったリック
Dm7ではAm7-D7のスーパーインポーズ。G7では短3度のスーパーインポーズ(裏コードのDb7から短3度下がってBbm7。Bbm7から短3度下がってG7)を使ったコードソロリックです。
もとのコード進行に対して別のコード進行を想定して演奏する手法のこと
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