Musicians Instituteの公式YouTubeチャンネルで公開されているKurt Rosenwinkelの動画からウォーミングアップを紹介します。
Kurt流のウォーミングアップは全部で3ステップ。
- フィジカル(左右の手のウォーミングアップ)
- メンタル(脳のウォーミングアップ)
- ギターとの共鳴
このうち実例が紹介されているフィジカルとメンタルの演奏を楽譜にしたので、ぜひ挑戦してみてください。
フィジカルのウォーミングアップ
Kurtが言うフィジカルとは左右の手の調子を整えること。動画ではGメジャースケールをネック全体で弾く方法を紹介しています。
Gメジャースケールを使ったウォーミングアップ(42:55〜)
ピッキングはオルタネイトです。
メンタルウォーミングアップ
メンタルは頭のウォーミングアップです。コード進行に合わせてスケール切り替えることでメンタルをウォーミングアップしていきます。
動画ではGメジャースケールからスタートして4度進行でスケールを変えていました。
Gから4度進行で弾いた例(43:20〜)
スケールの切り替え速度を上げた例(45:33〜)
トライアドのパターンを使った例
Gメジャースケールのトライアドパターン(46:23〜)
ポジションを変えた例1(46:34〜)
ポジションを変えた例2(46:44〜)
ペンタトニックスケールを使った例
メジャースケールの代わりにペンタトニックスケールを使ってネック全体を弾く練習も紹介しています。(47:32〜)
ウォーミングアップしているときは体・筋肉が緊張していないかを確かめ、常にリラックスした状態を維持することが大切とのこと。ライブ演奏中も常にリラックスを心がけているそうです。
Kurtの演奏に近づくための運指
今回コピーしてみて特徴的に感じたのが運指です。
- 人差し指と小指の平行移動
- 1弦4音パターン
この2つをマスターすることがKurtの演奏をコピーする上で必須のテクニックだと思いました。
ネック全体を使って練習するためには必要不可欠なので、今日から練習に取り入れてみてください。
Kurt Rosenwinkelマスタークラス
2020年12月、ついにKurt Rosenwinkelのマスタークラスが購入可能になりました。
3時間の動画とKurtの手書き教則本が付いてくる貴重なマスタークラスです。
動画の内容
- ・はじめに 7分
- ・ウォーミングアップについて 1時間分
- ・デモ演奏 8分
- ・ギターの構造について 30分
- ・Kurt流のポジション 30分
- ・使用機材について 30分
- ・終わりに 10分
日本語訳はありませんが、Kurtがどのようにウォーミングアップをしているかじっくり見ることのできる貴重な動画です。ぜひチェックしてみてください。
この記事へのコメント
はじめまして、名取さんのサイトやツイッターを参考にさせていただいてます。
自身は50代で昔やってた程度ですが、最近julian LageからまたJazz Guitarにはまり、最近はKurt Rosenwinkel一辺倒です。(聞くのみで、弾くのはちょっとですが)
他,Jonathan Kreisberg,Peter Bernsteinも。
このページに興味をもち、KurtのMasterclassの教材を購入しました。Heartcoreで。1と上記のリンクの3です。
1の他のシリーズの総集編みたいな感じでしたが、Kurtの実際のPlayをたくさん見れる利点がありました。
ちなみに英語のリスニングは日常会話レベルですが、数回聴くうちに理解できることもありました。
3はためになること満載で、お腹いっぱいで消化不良状態です。(手書きのPdfを解読に時間を要しています)
性懲りもなく4(Inner Guitarmony)を年末の暇つぶしに購入予定です。5のstandardも。
志村さんはじめまして。サイト、ツイッター参考にして頂けて光栄です。
Julian LageからKurt Rosenwinkelの流れ素敵ですね。
Kurtの教材はファンには嬉しい内容ですよね。
僕は初日の講座をリアルタイムで受けているので、後から送られてくる別日の動画との違いも楽しんでいます。
4はKurt流のスケール解釈が興味深く、5はお気に入りのスタンダードを実演と一緒に詳細解説してくれているので、どちらもおすすめです。
年末Kurt満喫してください。