Cマイナーペンタトニックスケールを使ったブルージーなリック、クロマチックを含んだオルタードリック、Im7に解決するIIm7-V7リックを紹介します。
Cマイナーペンタトニックスケールを使ったリック
ギタリストに馴染み深い6弦ルートのマイナーペンタポジションで弾けるリックです。
サックスのニュアンスに近づけるため、フィンガリングテクニックを使っています。
Aオルタードスケールを使ったリック
1〜3弦8フレットのAオルタードスケールの配置
2弦10フレットと3弦11フレットはクロマチックパッシングトーンです。
Gオルタードスケールを使ったリック
4〜6拍目はDドリアンスケール。それ以降はGオルタードスケールです。
1〜3弦7フレットのGオルタードスケールの配置
オルタードスケールに含まれない5th(1弦10フレット)を10拍目の装飾に使っているのが絶妙です。
想定コード進行と分析
紹介した3つのリックは次のコード進行で使うことができます。
Eb/F-EbMa7はBbメジャーキーのV-IV。
2-3小節目はII-Vの連続でD/Bb=BbMa7(#5)に解決。
E9はBb7(EbMa7へ)の裏コード。
F/GはBbMa9の6度ベースと捉えてBbメジャーキーのV。
6-7小節目はII-Vの連続でCm7に解決。
8小節目のAm7-B7はメロディセクションのEm6(原曲はC#m7(b5))へ向かうIV-Vになります。
おすすめのアルバム
ここでのリックが気に入ったらドナルド・フェイゲンのナイトフライがおすすめです。
このアルバムはBerkLeeの授業で「ジャズをやるなら必聴のアルバムリスト」の中に入っていました。
ビバップやスウィングジャズがほとんどの中、このアルバムだけポップス寄り。ラリーカールトンの絶妙なバッキングも最高です。
この記事へのコメント