Paul Jackson JrのThe Science Of Rhythm Guitarチャプター3ではコードストロークの基礎が学べます。
スウィングジャズで使う機会はありませんが、スムースジャズやフュージョン、アシッドジャズなどでは必須のテクニックです。
1つのコード上でのシンプルなストロークから、コード進行でのストロークまで実演してくれています。
動画を見ながら正確無比なコードストロークを満喫してみてください。
スムースでイーブンなストローク練習
ストロークはバッキングに欠かせない重要な奏法です。ストロークには大き加えて3つのカテゴリがあります。
- スムーズ(コード同士滑らかにストローク)
- イーブン(アクセントをつけず均一に)
- チョッピー(シンコペーション、アクセントなどを使う)
この3つを自由にコントロールできるように練習していきます。
最初のステップはスムーズでイーブンなストロークをマスターすることです。ここではAbMa7を使って実演していきます。
AbMa7のダイアグラム
AbMa7を使ったストロークの実演(0:57〜)
(動画では16分と言っていますが、メトロノームに合わせて楽譜は8分音符で記譜しています)
「退屈に聴こえるかもしれないけど、イーブンで弾けるようになるまで練習を続けてみてほしい。メトロノームに合わせて弾くことを忘れずに。」
「スムーズでイーブンなストロークができるようになったらアクセントやシンコペーションを加えてみよう。」
アクセントとシンコペーションを加えた例(1:37〜)
「自分で楽しめるように自由にアクセントを加えてみてほしい。」
2つのコードを使ったストローク練習
「1つのコードでのストロークが身についたら、コード進行を使ってコードからコードへ自然に弾けるように練習しよう。ここではAbMa7とDbMa7を使う。」
DbMa7のダイアグラム
「まずはスムーズかつイーブンで弾ける練習から。」
AbMa7-DbMa7を使ったストローク練習(2:39〜)
「今度はメトロノームを使ってアクセントも加えてみよう。」
アクセントを加えたAbMa7-DbMa7のストローク練習(3:04〜)
コード進行を使ったストローク練習
「コードからコードへ自然にストロークできるようになったら、好きな曲のコード進行を使って練習しよう。弾いていて楽しくなるようなコード進行がいいね。ここではAbMa7-DbMa7-Bbm7-Eb7を使ってみよう。」
Bbm7
Eb9
コード進行を使ったストローク練習(3:38〜)
「コードストロークを楽しもう。」
ポール・ジャクソン・ジュニアが絶賛するロバート・ホワイト
動画の中で、「スムースでイーブンで素晴らしいコードストロークをするギタリストがRobert White(ロバート・ホワイト)だ。」と語っています。
ロバート・ホワイトはモータウンレコードのほとんどに参加しているバックバンド「ザ・ファンク・ブラザーズ」で活躍したギタリスト。動画は残っていませんが、その演奏は数多くのCDで聴くことができます。
特におすすめの3曲をSpotifyのプレイリストにしたのでぜひ聴いてみてください。
You Keep Me Hangin’ On by The Supremes
https://youtu.be/npDv30iXsjo
My Cherie Amour by Stevie Wonder
https://youtu.be/Fjufjv4rH0s
It’s a Shame by The Spinners
https://youtu.be/uRQQudHLi0A
次のチャプター4ではジャズでも欠かせないミュートカッティングが学べます。
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