The Science Of Rhythm Guitarのチャプター5では、Paul Jackson Jr流のリズムギターに欠かせない、コードトーンを意識した単音バッキングの練習方法が紹介されています。
ジャズでも重要なコードトーンをどのようにリズムギターに活かすのか、またポール・ジャクソン・ジュニアはどのように捉えているのか、その秘密がわかるレッスンです。
ここではAm7コードを例に、コードトーンを使ったバッキングアイデアが数多く学べます。動画で演奏を聴きながら楽譜を追ってみてください。
コードトーンを使ったバッキングデモ演奏
チャプター5は単音バッキングのデモ演奏からはじまります。(このページの楽譜は全て16分のシャッフルです)
単音バッキングデモ演奏(0:00〜)
Am7を使った実例
「僕の演奏スタイルに欠かせないのが、コードトーンの中から音を選んで弾く方法だ」
動画ではAm7を例にしています。
- ルートのA
- b3rdのC
- 5thのE
- b7thのG
「これらの音はAm7のバッキングで自由に使うことができる。」
Am7コードをストロークするだけの演奏(1:27〜)
「もちろんこれでもダメってことはないけど、面白みに欠けているよね?そこでストロークの代わりにコードトーンを使って演奏するんだ。」
コードストローク例(1:56〜)
「まずは2音だけ(b7thのGとルートのA)を使ってみよう。」
Am7のGとルートのAを使ったバッキング(2:06〜)
「次はb3rdのCを加えてみよう。」
Am7のb3rd・Cを加えたバッキング(2:38〜)
「最後に5thのEを加えてみよう。」
Am7のコードトーンを使ったバッキング(3:06〜)
「こんな感じでコードトーンを使ってバッキングをするんだ。」
インターバルを使った演奏例
「コードトーンを単音で使うのに慣れてきたら、より演奏を面白くするためインターバル(複音)を使おう。コードトーンの中から2音選ぶとさまざまなインターバルができる。」
3度(3:45〜)
4度(3:49〜)
オクターブ(3:53〜)
6度(3:59〜)
6度ではコードトーンの3rdとb7thに対して半音下、5thへは全音下からアプローチしています。
「これらのインターバルをバッキングに取り入れてみよう。」
Am7で3度と4度を加えたバッキング例(4:17〜)
インターバルに対して半音や全音のアプローチが随所で見られます。
6度とオクターブ(4:54〜)
Am7で6度とオクターブを加えたバッキング例(5:03〜)
ドラムマシーンに合わせて弾いたバッキング(5:58〜)
次のチャプター6ではAm7以外で使うバッキング方法が学べます。
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