Scott Henderson、Steve Smith、Victor Wootenのトリオアルバム「Vital Tech Tones」の8曲目に収録されているGiant Stepsをタブ譜付きギタースコアにしました。
付点4分+8分のリズムを主体としたメロディアレンジ、独特のモチーフで発展させていくアドリブが特徴です。
ソリッドギターを使っているのでハイポジションが多く出てきますが、セミアコやフルアコ にも十分応用が効くプレイを満喫できます。
音源を聴きながら楽譜を追ってみてください。
イントロ〜前テーマメロディ
イントロはベースのみのメロディ。[A]からギター、ドラムが入ります。ギターは半音下げチューニングです。

アドリブパート
スコットヘンダーソンのアドリブはベースソロの後からはじまります。ベースソロは4コーラス。1、2コーラス目はスラップを中心としたプレイ。4コーラス目は大胆なリズム遊びをしています。残念ながらギターのコンピングはありません。

アドリブ2コーラス目

アドリブ3コーラス目

アドリブ4コーラス目

アドリブ5コーラス目

アドリブ6コーラス目

アドリブ7コーラス目

アドリブ8コーラス目

アドリブ9コーラス目

ドラムソロ〜ギター2ndソロ
ギターソロ終わりからドラムソロ。ドラムソロ終わりから2回目のギターアドリブが始まります。

2回目のアドリブ1コーラス目

2回目のアドリブ2コーラス目

後テーマメロディ〜エンディング
後テーマ1回目は前テーマと違うリズムで弾いています。2回目は前テーマと同じリズム。そこからエンディングです。



補足:メロディアレンジについてのコメント
スコット・ヘンダーソンのフォーラムでGiant Stepsのメロディアレンジについての本人コメントがあります。
It’s in 4/4. It wasn’t really arranged, it was improvised. I just rolled tape and played the head five or six times, improvising different rhythms each time. We picked the one we liked the best and learned it.
4分の4拍子だけど、アレンジしたわけじゃないんだ。5、6回、アドリブでそれぞれ異なったリズムを使ったメロディを弾いて、その中から気に入ったテイクを1つ選んで録音したんだ。
アルバム『Vital Tech Tones』
CDは入手困難ですが、各配信サイトで聴くことができます。