Steve Lukatherの「Los Lobotomys live」は教則本Guitar Lessons With The Greatsに収録されているライブ演奏です。
5分に及ぶソロの中から、Aセクションでのアドリブをタブ譜付きギタースコアにしました。
コード進行はCマイナーキーのI-IV-V。Cマイナーペンタトニックスケールを使ったブルージーなフレージングから、各コードを意識したジャズ的アプローチ、ライトハンド奏法までさまざまなテクニックが学べます。
本人のYouTubeチェンネルで聴くことができるので、音源と合わせて読み進めてみてください。
8分の6拍子の楽譜表記
楽譜を読む前の予備知識として8分の6拍子での記譜法を紹介します。
8分音符の書き方
8分音符が連続する場合、連桁(太い横線)を使ってつなぎます。
16分音符の書き方
16分音符の連桁は2本になります。
32分音符の書き方
32分音符の連桁は1本だけにして各拍を見やすくしています。
連符
9連符
3連符が3回続く場合は9連符として記譜しています。
6連符
3連符が2回続く場合は6連符と記譜。
2拍3連
3連符を2つおきに弾くと2拍3連。
3拍4連
32分音符を3つおきに弾くと3拍4連。
3拍5連
32分音符の5連符を3つおきに弾くと3拍5連になります。
Aセクションでのアドリブ
1:17秒〜
1:48秒〜
2:20秒〜
2:52秒〜
3:24秒〜
3:57秒〜
4:29秒〜
5:01秒〜
編集後記
高校生のとき初めて買った海外の教則本が「Guitar Lessons With The Greats」。その中に収録されていたのが、今回ギタースコアにしたスティーブ・ルカサーの演奏です。
聴いた瞬間にそのカッコ良さに衝撃を受け、コピーに挑戦。しかし海外表記の楽譜の読み方が分からずすぐに挫折。ちょっとした短いフレーズを取り入れたのみでした。たまたまYouTubeで発見して20年以上ぶりに聴きましたが、やはりカッコ良い。
というわけで当時の自分のためにギタースコアを作りました。
Aセクションのコード進行
コード進行はシンプル。スティーブルカサーはCナチュラルマイナースケールとCマイナーペンタトニックスケールを中心に、各コードのコードトーンを意識したフレージングをしています。Am9やFm9でもそれぞれナチュラルマイナースケールを使用しているのが特徴です。
Guitar Lessons With The Greats
対訳付きの日本語版は残念ながら絶版。海外版は中古で手に入りそうです。
共著者はジョンアバクロンビー、ケビン・ユーバンクス、フランク・ギャンバレ、スコット・ヘンダーソン、マイク・スターンという豪華な顔ぶれ。
CDに収録されていない譜例もありますが、ロックにジャズのアイデアを取り入れたい人におすすめの教則本です。
この記事へのコメント