ハイブリッド・ピッキングはピック弾きとフィンガーピッキングを合わせた奏法のことで、現在ではジャズに限らず多くのギタリストが取り入れています。
ハイブリッド・ピッキングの利点は、ピック弾きでは難しいアルペジオフレーズを高速で演奏できることです。
ここではYouTubeで公式に公開されているTim Millerのレッスン動画からハイブリッドピッキングの入門編を紹介します。
慣れると簡単に速弾きできるようになるので、ぜひ取り入れて使ってみてください。
ティム・ミラーのスタイル
ティム・ミラー(http://www.timmillermusic.com/)はBerkLeeや自身のオンラインレッスンで長年の教育経験を持ち、論理的かつ的確で分かりやすい教え方に定評のあるギタリストです。
演奏スタイルはまさにコンテンポラリー。
その土台となっているのがハイブリッド・ピッキングです。
ハイブリッド・ピッキングの基本
ハイブリッド・ピッキングといっても指を全て使うわけではなく、中指を追加するだけです。この動画ではティム・ミラー流のハイブリッドピッキングの基礎が学べます。
2-1-2-1パターンを使ったハイブリッド・ピッキング
2-1-2-1は各弦2音-1音-2音-1音と弾いていくパターンのこと。
6弦 | 2音 |
5弦 | 1音 |
4弦 | 2音 |
3弦 | 1音 |
2弦 | 2音 |
1弦 | 1音 |
実例として演奏しているのが次のフレーズです。
【0:22〜】
フレーズ全てを覚えようとせず、まずは最初の3つ、ダウン-ダウン-中指のピッキングを無意識でも弾けるように指に覚えこませることが大切です。
Tim Miller 2:02〜
Aマイナーペンタトニックスケールへの応用
ティム・ミラー流のハイブリッド・ピッキングのパターンをAマイナーペンタトニックスケールに応用したのが次の動画
【0:29〜】
【0:41〜】
【0:47〜】
【0:52〜】
【0:56〜】
2-1-2-1パターンを使うだけで近代的なサウンドになっています。
「例えばこんな風に使うこともできます」といって弾きはじめたフレーズもカッコいいです。
【1:30〜】
馴染みのあるペンタトニックスケールの響きが別のもののように聴こえるはずです。
Tim Miller 1:37~
【1:40〜】
ティムミラーの動画フルバージョンは、TrueFireのCreative Arpeggio Designで見ることができます。残念ながら日本語字幕はありません。
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